【原因】なぜプロテインを温めると固まるのか
プロテインを温めると固まる理由は、プロテインに含まれるタンパク質に熱によって固まる性質があるからです。
これは熱変性という現象で、ゆで卵をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
特にホエイプロテイン(牛乳に含まれるタンパク質「ホエイ」を使用したプロテイン)は80℃で熱変性を起こすため、注意しないと簡単に固まってしまいます。
一般的に販売されているのはホエイプロテインが主流なので、ホットプロテインが上手く作れないケースも多いわけです。
【対処法】ホットプロテインを固めない方法
では、どうすればホットプロテインを固まらないように作ることができるのでしょうか。
ここからはホットプロテインを固めない方法を解説していきます。
全部で3つ紹介するので、自分の状況にあったものを選んでみてください。
対処法①ホット専用プロテインを使用する
1つ目の対処法は、ホット専用のプロテインを使用することです。
これは最も簡単でおすすめな対処法です。
ホット専用のプロテインは、熱を加えても固まりにくいように設計されたプロテインであり、さまざまなメーカーから発売されています。
フレーバーの選択肢はやや少ないですが、美味しいホットプロテインを楽しみたいなら最も確実な方法となります。
以下の記事では、おすすめのホットプロテイン専用のプロテインを紹介しているので、参考にしてみてください↓
(記事)
対処法②沸騰に注意してカゼインorソイプロテインを使用する
2つ目の対処法は、カゼインプロテインもしくはソイプロテインを使用することです。
これらのプロテインが固まる温度は100℃前後で、これは水や牛乳が沸騰する温度とほぼ同じです。
つまり水や牛乳が沸騰しないように気をつけていれば失敗は少なく、それなりにホットプロテインは作りやすいです。
ホット専用プロテインよりは注意が必要ですが、代用品としては悪くないでしょう。
対処法③60℃〜70℃を保ちながら作る
3つ目の対処法は、60℃〜70℃を保ちながらホットプロテインを作ることです。
こちらの対処法は、どうしてもホエイプロテインを使用したい人向けの方法となります。
前に説明した通り、ホエイプロテインは80℃前後で固まる性質がありますが、それ以下の温度を保つことができれば固まらない状態を維持できます。
ただし温度が低すぎてもホットプロテインではなくなってしまうので、60℃〜70℃を保つのがベストです。
この60℃〜70℃くらいの温度であれば、ホエイプロテインを固めることなく美味しいホットプロテインを作ることができます。
ただし温度計で温度を測りながらプロテインを作るのは手間が大きく、失敗もしやすいので、そこまでおすすめの方法ではありません。
【レシピ】固まらないホットプロテインの作り方
ここからは、固まらないホットプロテインの作り方を紹介していきたいと思います。
手順①水or牛乳を温める
まずは水or牛乳を温めましょう。
牛乳がおすすめですが、お腹が弱い人はお湯がよいでしょう。
ホット専用プロテインを使用する場合は、好みの温度でOKです。
電子レンジで1分00秒くらい温めるとちょうどいいと思います。
ただし、一般的なホエイプロテインを使用する場合は60℃〜70℃、カゼインプロテインやソイプロテインなら90℃以下になるように注意して温めてください。
手順②温めた水or牛乳にプロテインパウダーを混ぜる(シェイカーは使わない)
温めた水or牛乳にプロテインパウダーを混ぜていきます。
このときプロテインのシェイカーは使わないようにしましょう。(温かい液体を使用しているため、膨張する危険があります)
カップに注いでマドラーで混ぜていくとダマになりにくいです。
手順③お好みで一工夫
フレーバーにもよりますが、最後に一手間加えるとさらにおいしく仕上がります。
例えばチョコ系のフレーバーであれば、カカオパウダー(純ココア)を加えるとコクが増しておいしくなります。
砂糖を使用していないカカオパウダーなら、健康効果も高いのでおすすめです。
その他のおすすめレシピ
当サイトでは、さまざまなホットプロテインのレシピを紹介しています。
以下の記事では、おすすめのホットプロテインのレシピをまとめているので、参考にしてみてください↓
(記事)